KSKK文章作成法
- 2019.08.29
ブログやフェイスブック等ソーシャルメディアの中心的な情報発信手段は文章となります。
文章を書くことは書き慣れている人や得意な人にとっては楽しい作業ですが、苦手としている人は作業がなかなかはかどりません。
そうした人でも簡単に文書作成ができる「KSKK文章作成法」というテクニックがあります。
次の頭文字を取って命名された手法です。
K=感情
S=思考
K=行動
K=会話
この「感情」「思考」「行動」「会話」の要素を文章に取り入れると臨場感や現実味のある文章が書けるようになります。
たとえば、「私は部下に怒りを感じて、怒鳴りつけてしまった」という文章はとても淡白な感じがします。
ここに「感情・思考・行動・会話」を加えて表現すると次のようになります。
「私は部下の『この書類のどこに間違いがあるんですか!』(会話=話し言葉)というひと言に強い怒りを感じ(感情)、『こんな に一生懸命に教えているのに、なぜ彼はわかってくれないのだ』 という悔しさが頭をよぎりました(思考)。次の瞬間に頭に血が上り、手はワナワナと震えだし、思わず相手を怒鳴りつけてし まったのです(行動)」
こうすると淡白だった文章に現実味が出て、その場の状況がぐっとわかりやすく変わります。
このように、「感情」「思考」「行動」を意識したり、「会話(話し言葉)」を挿入することを注意して書くだけで、文章に立体感 が生まれてきます。
ソーシャルメディアを使っての情報発信するときに注意が必要なのは、「相手に共感してもらうこと」です。
書き手としては理解しているつもりでも、読み手としては理解できなかったりすることもよくあります。
その際に必要なのが、「この内容で読んでほしいと思っている 人(読者)にわかる内容になっているか」という、第三者の目からの検証です。
読み手に説明が足りないと思えば、「KSKK」の 視点で文章を補足すれば、徐々に立体感のある文章に変わっていきます。