相手の意識を推測する方法
- 2019.11.22
すべての人に当てはまるわけではありませんが、人の視線が動くときは脳のどこにアクセスしているかは、次のように考えられています。
● 左上に視線が動く...記憶された過去の視覚イメージ(映像) にアクセスしている
● 右上に視線が動く...未来の創造された視覚イメージにアク セスしている
● 左横に視線が動く...記憶された過去の聴覚的記憶(音や言葉)にアクセスしている
● 右横に視線が動く...未来の創造された聴覚的記憶(音や言葉)にアクセスしている
● 左下に視線が動く...内的対話(過去の感情や記憶)にアクセスしている
● 右下に視線が動く...身体感覚にアクセスしている
これを「アイ・アクセシング・キュー」といいます(これらは すべて右利きの人の場合。視線の向きは相手の目線の動きです)。
そのため、目の前にいる人の視線の動きを観察すると、今この瞬間に脳のどこにアクセスしているのかがわかります。
お客様の視線が上を向くことが多い場合には、その瞬間に何か絵や映像を想像している可能性が高いと判断できます。
そのような相手には言葉で話したり、資料を読んでもらうよりは商品の写真やイラストを見せると納得してもらえる確率が高まります。
お客様の視線が左右に動くようであれば脳が聴覚情報にアクセスしやすい人ですから、資料を読んでもらったり、論理的に言葉で説明をしたり、他のお客様の使用感想等を聞かせてあげると納得しやすくなります。
また、あなたの問いや会話に対して視線が落ちる人は身体で何かを感じたり、心の中で対話をしていますので、あまりせかさずに相手に考える時間を与えるとよいでしょう。
このような人には体験(試食、試乗、体験、参加等)できる方法でアプローチをすると腑に落ちやすくなります。
いかがでしょうか。
いくらなんでも考えすぎだと思う方もいると思います。
私もそう思うのですが笑、上記のような傾向があるのは間違いないようです。