かつて、ヨーロッパで女性に道路側を歩かせた理由
- 2020.04.01
トイレで用を足したあと、レバーをひねれば排泄物は流れていきます。
私たちは慣れっこで、当たり前になっていますが、考えてみると凄いことです。
まちなかの建物や家という家のトイレが、すべて下水道へ繋がっているからこそ実現している奇跡のような便利さです。
さて、この水洗トイレがなかった時代。
たとえば、1800年代のパリなどでは、まだ下水道が完備されていませんでした。
というより、トイレそのものがなかったので、人々は「おまる」で用を足して、「おまる」に溜まったものは、「水に注意!」なんて叫びながら窓から外の道路へ捨てていたのです。
そのため、当時のパリでは、男女が並んで道を歩く時は、家の窓から突然に降ってくる汚物から女性を守るため、男性が建物側を歩き、女性には道路側を歩いて貰うのがエチケットだったそうです。
エチケット云々のまえに、制度を整えるべきでは?と思わずにはいられませんが、切り裂きジャックの時代は調べてみると、トイレ事情に限らず、かなりワイルドな生活をしていたようです。
ヨーロッパの女性の間でハイヒールが浸透した理由も、もちろん第一はファッションが理由ですが、道路の汚物を避けて靴やドレスに汚れが付かないようにするためだった、という説もあります。
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