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マレーシア航空370便失踪事件とその後

2020.04.02

マレーシア航空370便失踪事件とその後

航空史上最大のミステリーとされているマレーシア航空370便失踪事件についてご紹介します。

2014年3月8日午前0時41分、12人の乗員を含む239人を乗せてクアラルンプール国際空港を出発し、同日午前6時30分に北京首都国際空港に着陸予定でした。

そしてその途中南シナ海上空で突如消息不明となった、と言われています。

370便は離陸の約50分後、ベトナム南部の海岸近くの海上を航行中にクアラルンプールの西南約15キロにあるスバン空港の管制当局との交信の終了後、次の予定飛行空域を担う管制当局とは交信を開始せず、以後無線電話通信による管制当局との交信を絶っていたと言います。

この時、救難信号などは出されていなかった、とのことです。

フライトレーダー上では南に向かっていることが確認されていて、マレーシア空軍は軍事レーダーなどから370便は消息を絶つ直前に、出発地のクアラルンプールに引き返そうとした可能性があると見ているそうです。

最後の地上との交信は、「Good night malaysian 370.(おやすみマレーシア)」だったとされ、この言葉を発したのは副操縦士だったと言われていますが、本当のところは不明です。

事件から6年が経過した現在でも墜落した場所、墜落原因、行方不明になっている乗客乗員に関する詳細は分かっていません。

タイ政府の発表によると、タイ軍の軍事レーダーでも同機の飛行経路に関するデータの情報を3月8日午前1時22分まで通常通り受信していたと言いますが、その後突然レーダーから機影が消え、6分後に正体不明の信号を受信した際には同機の針路が逆を向いていた、とのことです。

このことから、何らかの理由によって方向転換し別の場所に向かった、との見解が強まっています。

その後、一般的にはタイランド湾のトーチュー島付近に墜落したとされていましたが、マレーシアのヒシャムディン・フセイン運輸大臣によって否定されています。

370便は出発の際に片道分の燃料を積んでいて、積まれていた燃料から計算すると、最後の交信からさらに約4000キロは飛行できたと考えられています。

4000キロを時間に直すと約7時間半は飛行できたことになります。

実際に、人工衛星との通信が途絶えたのは通常のレーダーから消えた7時間後だったとのことですので、燃料を使い切るまで飛行していた可能性が高いと言われています。

その後の捜索でフランス領レユニオン島で航空機の残骸と思われる部品やスーツケースが発見されたと言います。

発見されたものはフランスに運ばれ、詳細に調査されたところ、370便と同機種のボーイング777の部品であることが判明したそうです。

その後、8月6日にマレーシアのナジブ首相が記者会見を行い、レユニオン島で発見された部品は370便の機体の一部であることを確認したと発表があり、発見された機体の一部は補助翼部分だったそうです。

2016年には南アフリカでエンジンの一部と見られるエンブレム入りの破片が見つかったそうです。

この他にも、370便のものと思われる残骸がレユニオン島だけでなくモザンビーク、モーリシャスなどで発見されており、マダガスカルでは乗客の所持品と思われる手荷物が2016年6月頃に海岸へと漂着していたとも言われています。

そして、マダガスカル南東部のサントルース近郊で、370便の機体の一部らしき残骸が焼け焦げた状態で漂着しているのが発見され、370便の機内で火災が発生していたのではないかとも言われています。

このことにより、2017年マレーシアとその協力国による捜索活動は、フライトレコーダーなどを含む機体の大部分を発見できないまま中止されました。


■墜落原因
機内で火災が発生していたのではないかという憶測以外に、これといってはっきりとした原因は未だに分かっていないそうです。
ですが、200人以上の乗客乗員がいながら、遺体が全く見つかっていないことから様々な説が飛び交うことになりました。


■陰謀説
様々な憶測をよんだマレーシア航空370便失踪事件ですが、その背景には乗客の中に「飛行機をほぼ100%見えなくする技術」の研究者がいたとされる噂が関係しています。
その研究者を消すために機体ごと行方不明にした、というものです。
これは本当なのか捏造なのか全く不明の情報です。

この他にも単純なハイジャック説や積載されたリチウムイオン電池発火説、機長によるハイジャック説、機長の自殺説、UFOによる墜落説など様々な憶測を呼んでいます。
みんな好きだな、UFO。


マレーシア航空370便失踪事件の報告書によると、「事故機が第三者による干渉を受けていた可能性は排除できない」としているとのことです。

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