人間とバナナのDNAの共通点
- 2022.08.17
人間とサルは生物学的に近いです。
実際、人間とサルは、99パーセント同じDNAを所有していることがわかっています。
では、人間とバナナのDNAは50パーセントが共通しているといわれたらどうでしょうか。
ヒトは30億ものDNAを持っています。
そのうちの半分といえば、15億。
つまり30億のDNAのうち、15億ものDNAがあのバナナと同じなのです。
といっても、DNAに書き込まれているのは、生命にとっての基本的な情報で、たとえば細胞がどんな構造をしていて、それがどのようにコントロールされているのかといった基本的な情報は、すべての動植物に共通しています。
それが全DNAの半分に書き込まれているのです。
つまり、人間とバナナが共通なのは、動植物の共通部分です。
そして残りの半分にそれぞれ「人間的な情報」と「バナナ的な情報」が書き込まれているのです。
ちなみに、人間とネズミのDNAは99パーセントが共通し、同じようにブタは80パーセントが共通です。
そう考えると、あらゆる動植物に今まで以上に親近感が湧いてこないでしょうか。