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退屈な10億年

2022.08.19

退屈な10億年

激しい造山活動や火山の噴火、動植物の誕生と絶滅、氷河期、隕石の衝突など、地球が誕生して46億年、その間、常に地上は激動の変化の繰り返しでした…
そんなイメージを抱いている人も多いでしょうし、たしかにそれは間違ってはいません。

しかし、地球の長い歴史の中には、じつはほとんど何も起こらない、「退屈な10億年」と呼ばれる時代がありました。
地層の研究が進み、その実態が近年わかりつつあります。
それは、今から18億年から8億年前にあたる時期のことです。

地球の変化には、大陸の地殻の厚みの変化とプレートの移動が深く関わっています。
ところがこの時期には、地下深くにあるプレートの運動が今ほど活発ではありませんでした。

そのために海の生き物への食糧の供給がなくなり、その結果、生物の進化がほとんど中断してしまったと考えられています。

そのために、どこを見回しても動物の姿はなく、かろうじてどろどろの海の中に微生物がいたくらいのものだったようです。

しかもプレートの移動がないので造山活動も起こらず、高い山ができたり、火山が噴火したりすることもありません。
ただ、なだらかな山の起伏があるだけの、静かで平穏な世界が広がるだけの…

当時の地球環境を特徴づけるもう一つの重要な側面は、大気中の遊離酸素(O2)濃度が現在の数%以下と非常に低濃度であり、海洋内部も無酸素条件にあったと考えられることです。

そのような貧/無酸素な地球環境が障壁となって、真核生物の多様化や放散およびそれに続く後生動物の出現が生じなかった可能性が指摘されています。

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