高野山に入ることを禁止されていた動物
- 2022.08.23
弘法大師によって開かれたという、日本仏教の聖地、高野山。
真言宗の総本山である金剛峯寺(こんごうぶじ)があることで知られています。
よく間違えがちなのですが、「高野山」とは、あくまでも金剛峯寺の山号(さんごう)であり、高野山という名前の山があるわけではありません。
和歌山県にあるこの高野山は、周囲を8つの山に囲まれた盆地状の平地。
そこに金剛峯寺の子院として100を超えるお寺が存在していますが、これらのお寺は、「金剛峯寺の境内にある」という位置づけになるのだそうです。
さて、1872(明治5)年までは女人禁制だった高野山。
実は、女性の他に、ある動物も入ることを禁止されていました。
さて、その動物が何でしょうか。
答えは猫。
犬はお構いなし、というより、そもそも弘法大師の道案内をしたのも犬だといわれています。
猫が入れなかった理由は、「あまりにも可愛いので、僧たちの修行の邪魔になるから」なのだとか。
ねこ尊し!
そんな歴史を持つ高野山ですが、世界遺産に選ばれたということもあり、現在は世界中から観光客がやってきています。
ぜひ、猫さんとご一緒に!