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テキーラといえば強烈な酒の代表格です。
アルコール度数はなんと35～55パーセントもあり、私のような下戸にはとても太刀打ちできません。

そのテキーラの原料はサボテンだと思っている方も多いですが、それは間違い。
竜舌蘭（りゅうぜつらん）という、アロエに似た植物から作られます。

2008年、メキシコから驚くべきニュースが発信されました。

なんと、テキーラから人工ダイヤモンドをつくることに成功したというのです！

といっても、最初からテキーラがダイヤモンドの原料になるとわかっていたわけではありません。

ある研究チームが、メタンガスなどの気体から人工ダイヤをつくり出す実験を行っていました。
それが液体からダイヤをつくる研究へと発展し、エタノール40パーセント、水60パーセントの液体が人工ダイヤの製造に適していることが判明しました。

そして、その数値が、テキーラに近いことに気づいたのです。

そこで研究チームは、まさかと思いつつもテキーラを使って同じ実験を行ったところ、ダイヤモンドの被膜ができたではありませんか。

もちろん人工物なので宝石としての価値はありませんが工業用ダイヤとしてどんな使い道があるかが検討されているそうです。

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