暗い気持ちの時は暗い音楽を
- 2022.09.05
気持ちが落ち込んでいるときに聴く音楽は、どうしても明るい曲を選びがち。
憂うつな心に元気を注入できそうな気がするのですが…
実は、そんな方法では「元気になる効果」は期待できません。
心理学的には、気分と反対のものより、同質のものを聴くほうが精神の安定がはかれるとされるのです。
これは「同質効果」と呼ばれ、心の病気の音楽療法にも利用されています。
高ぶっている神経を鎮めたいなら攻撃的で激しい音楽、気分が沈んでいるときには暗めで静かな音楽、セカセカして落ち着かないときにはスピード感のある音楽を聴けば、そのときの心理状態から抜け出せるというわけです。
ただし、これはあくまでも音だけに関していえること。
歌詞がストレートに耳に飛び込んでくると頭が休まりませんから、歌が入っていないインストゥルメンタルの曲や、言葉の意味がわからない外国語の歌が良いようです。
昨今のヒップホップのヒット曲にダウナーでスローなものが多いのは暗くスピード感のある世界を象徴しているのかも知れません。
嫌なことがあったとき、落ち込んだときは、ぜひお試しくを。