飛行機燃料の豆知識
- 2022.09.11
同じ飛行機の航路でも、往路と復路では所要時間が違ったりします。
日本の上空には西から東に向かって強い風が吹いているので、成田からサンフランシスコへは、行きは8時間で行けるのに帰りは約10時間になったりします。
たかが二時間くらいと思うでしょうが、これをジャンボジェット機の燃料に換算すると、何と20リットル入りの缶で180本分にもなるそうです。
フライト時間が1 時間短縮されると、おおよそ80万円の燃料費が節約できるといいます。
2時間では160万円ですから、たいした金額です。
飛行機の経済性に関しては、気温も大きく影響します。
気温が高くなるとエンジンの推進力が低下するので、上空の気温が高くなる夏は、燃料の経済性が冬よりもかなり落ちます。
手荷物と体重で乗客一人当たり90キロと考えると、気温が10度上昇した場合、ジャンボジェット機で43人分軽くしなければならないといいます。
夏のバカンスシーズンでも、冷夏か猛暑かで、ずい分と燃費が違ってくるわけです。
エネルギー資源を大切に使うという意味から考えると、海外旅行は夏より冬に行ったほうがいいかもしれません。
二酸化炭素排出量も抑えられますしね。