「低気圧で頭が痛い」の原因
- 2022.09.24
「今日は低気圧だから頭痛がひどい」。
そうやって頭を押さえている人を見かけることも多いと思います。
雨やくもりの日、つまり低気圧の日は、頭痛やめまいがしたり耳鳴りがするという人は珍しくありません。
人によっては首が痛むこともあり、台風が接近しているときに特にひどくなるケースもあるそうです。
この現象は「天気痛」とも呼ばれますが、いったいなぜ起こるのでしょうか。
この頭痛は交感神経が優位になり、脳の血管が拡張することが原因で起こります。
また、首の痛みは、気圧の変化によって内耳や交感神経が刺激を受け、首がその痛みを感じることで起こります。
耳鳴りや吐き気などもこれが原因です。
こういった痛みや体調不良は気圧や湿度の変化によるものなので、それを防ぎ、対処するには、エアコンや加湿器によって室内の気温や湿度をコントロールすると良いでしょう。
もちろん、なるべく外出は控えて。
どうしても頭痛が激しいときには安静にして、痛い部分をタオルで冷やしたり、暗い部屋で横になって休むと改善されることがあります。
また、肩こりが激しい場合は、ストレッチやマッサージをすることで血流をよくすると治ることもあります。
これはふだんからやっておくと予防にもなります。
いずれにしてもあまり無理に動かず、体を休めることが大切です。
気圧と体調は、一見何の関係もないように思えるが、人間の身体は外界の影響を如実に受けるものなのです。