「湖・沼・池」の違い
- 2022.09.26
湖、沼、池…これらの違いがわかるでしょうか。
素人判断ではなかなか区別がつけにくいものですが、地学的にはそれぞれ次のように定義されています。
まず湖と沼。
これは両方とも、海と直接につながっていないことがまず第一の条件です。
そして、このうち中央部がクロモやフサモなどの沈水植物(体全体が水中にある植物)が侵入できないくらい深いものを湖とし、その深さは一般に5メートル以上とされています。
沼は湖よりも浅いものをいい、その中で、中央部まで底に沈水植物が生えているものは沼沢(しょうたく)と呼びます。
池は、湖や沼に比べて面積が小さいものか、何らかの形で人工的な力が加えられているものをいいます。
もう一つ、潟があります。これは、海岸にあって海とその一部がつながっている浅い湖のことです。
これらはあくまでも学術的な分類で、実際の呼び名は必ずしもこれに従っているとは限りません。
湖や沼の呼び名は、昔から土地の人が呼んでいた固有名詞がそのまま受け継がれていることが多いのです。