「ヤバい場所」って、本来どんな場所?
- 2023.04.17
「ヤバい」、この言葉、以前は「危ない」という意味でしたが、今は美味しいものを食べたときなども、「このパンケーキ、ヤバい」という使い方をしますよね。
さて、この「ヤバい」の語源として有名な説は2つです。
1つ目の説は、江戸時代に、犯罪者を収容する牢屋のことを厄場(やくば)と呼んでいたことから、「牢獄へ入れられるような危ない橋を渡る」ということを、「やくば」といい、それがだんだん「やば」に転じ、末尾に「い」を付けて「ヤバい」になったというもの。
2つ目の説は、江戸時代に庶民が的当ての矢で遊んだ遊戯場のことを「矢場(やば)」といい、そこで働いている人は、矢を回収するときに危険だったことから、危ないことを「矢場い」と呼ぶようになったというものです。
この「矢場」語源説では、他に、矢場はお役人から目を付けられていた場所なので、出入りするのは「危ない」ということが語源になったという説もあります。
牢屋にしても矢場にしても、「ヤバい場所」が語源になっていたのです。