ざっくりシドニー・ゴトリエ実験とは
- 2023.08.17
ゴトリエは、超伝導体の中に強力な磁場を発生させることで、重力を打ち消す効果があると考えました。
彼は、超伝導体の円盤を冷却して磁場にさらすと、円盤が浮上するという実験を行いました。
しかし、この実験は科学的な根拠や証拠が乏しく、批判や疑問の声が多く上がりました。
ゴトリエ実験の問題点は、以下のようなものがあげられます。
・ゴトリエは、自分の実験方法や理論を公開せず、他の研究者による検証や再現を拒否しました。
・ゴトリエは、自分の実験結果をビデオテープで記録しましたが、その映像は不鮮明で操作性や信頼性に欠けると指摘されました。
・ゴトリエは、超伝導体の浮上現象を説明するために、アインシュタインの一般相対性理論や量子力学などの既存の物理学と矛盾する仮説を提唱しました。
・ゴトリエは、自分の実験に関心を持った企業や政府から多額の資金援助を受けましたが、その使途や成果については明らかにしませんでした。
以上のように、ゴトリエ実験は科学的な信憑性や倫理性に欠けるとされており、反重力実験としては認められていません。
ゴトリエ自身も1980年代以降は表舞台から姿を消しました。
反重力は人類の夢でありますが、現在の物理学ではまだ実現できていません。
重力を遮蔽する技術もまだありません(反物質はあります)。