不平不満が現状を打破する
- 2019.05.26
これまで出会った同僚や友人の中で、文句がある人ほど仕事ができる印象があります。
文句を言う、というとネガティブな印象を受けますが、現状に不満がないと改善しようという考えに至らないと思います。
よく考えてみれば、現状に不満がないはずがないのです。
というのも、例えば同じ業務内で10年前の効率性と現在の効率性を比べて今のほうが効率が悪いということは少ないと思います。
社内の制度や仕事の進め方を改善することで劇的に効率性が高まったという経験をした方も多いのではないでしょうか。
そういった劇的な変化は必要性があって生まれるとは限りません。
誰かの文句・不満を検証することで改善案が浮かび上がることがあることも忘れてはいけません。
■文句がある人は改善案やアイディアを持っている
文句がある人は「こうすればいいのに」という改善案を持っていることが多いですし、個人的に実施できる改善案は既に取り入れていることもあります。
この「個人的に改善できること」を全ての社員さんが行うとどうでしょうか。
会社全体として効率性を高めることに繋がるかも知れません。
重要なことは個人の意見を受け入れる体制が組まれているかという点です。
■こういうものだから仕方ない
「こういうものだから仕方ない」という考えは危険です。
そう思った瞬間に成長は止まります。
成長するためには現状に不満があったり、疑問を感じている人が必要です。
いかがでしょうか。
あなたが経営者や責任者であれば「あいつは文句ばっかり」と思わずに、その文句への対応を少し変えるだけで大きな成果が得られるかも知れません。