信憑性・信頼性を増すウィンザー効果
- 2019.06.25
ウィンザー効果とは、何かの効果を直接伝えられるよりも第三者から間接的に聞いたほうが信憑性は高まるというものです。
例えば、あなたには愛する彼女がいます。
彼女「あなたのことをいつも友人と話しているわ」
彼女の友人「彼女はいつもあなたの話題ばっかりよ」
いちご100%な内容ですね…
さてどちらが信憑性が高いでしょうか。
多くの方は、彼女の友人の発言の方が信憑性が高いと考えると思います。
これがウィンザー効果です。
■名前の由来
ウィンザー効果の由来は、作家アーリーン・ロマネスのミステリー小説『伯爵夫人はスパイ』の中の登場人物、ウィンザー伯爵夫人の台詞で「第三者の褒め言葉がどんな時も一番効果があるのよ、忘れないでね」というものがあります。
そこから、ウィンザー効果と呼ばれるようになったそうです。
■メカニズム
先に述べたように「彼女の友人」の発言の方が信憑性が高いのは、「彼女の友人」と「あなた」に利害関係がないからだと言えます。
もし「彼女」が「彼女の友人」にお金を払っていたら信憑性は失われます。
このように第三者に対して利害関係がない場合のみ、ウィンザー効果は効果的であると言えます。
友人間の話や、口コミ、レビューなどは、利害関係が存在しない場合がほとんどです。
なぜなら、ウソを付く必要がないからです。
利害関係がなければないほど、嘘をつく必要もなくなるので信憑性が増すというわけです。
より信憑性を高めるためにはより多くの第三者からの声を集めることによってさらに信憑性が増していきます。
■お客様の声
これを応用したものがお客様の声です。
コメントや評価など「お客様の声」を掲載し、商品やサービスに対しての信頼度をアップさせるのは有効な手法です。
注意すべき点はネガティブな内容の「お客様の声」であっても、ちゃんと掲載して、その内容に対してどのような対応をしたのかも追記することです。
ポジティブな内容だらけだと逆に信憑性を下げることに繋がってしまいます。