人は1日あたり100円!、という言葉に弱い
- 2019.07.17
例えば、100万円の腕時計の購入を検討しているとします。
このとき、店員さんに「間違いなく一生モノですし、お子様やお孫様の代まで喜ばれますよ」と言われて完落ちしてしまった方も多いのではないでしょうか。
これはつまり、総額では高く感じても単価や年数で示すと安く感じる、と言えると思います。
これは高額なものに限った話ではなく、例えば鶏肉でも100g 80円といった表記で売られているのを見かけると思います。
実際には100gだけ買うことは少ないと思いますが、ここが数字のトリックです。
価格は提示単位によって印象が変わります。
そのため、扱う商品やサービスの総額が高いのであれば、1g 1日 1年という単位あたりの費用を表示することで割安感を感じて貰うことができます。
人は総額を提示されて「高い」と感じても、提示する期間や単位によって印象が変化します。
ただし、例えば1億円の家を40年ローンで買うと1ヶ月あたり20万円を超えるので、客層によっては割安感を感じて貰うことが難しいこともあります。
いかがでしょうか。
扱っている商品やサービスの総額を細かい単位にして、売っているあなた自身が「安い」と感じるなら取り入れてみるべきでしょう。