アップセルとクロスセル
- 2019.07.19
アップセルとは、顧客の単価を向上させるための営業手法の一つで、現在ある商品を検討している顧客や以前商品を購入した顧客に対しより高額な上位モデルに乗り換えてもらうことです。
例えば、アイスコーヒーのサイズは小さいものから大きいものまでありますよね。
アイスコーヒーを購入する人に「お得なラージサイズがございます」と言うことで、既に購入を決めている人の客単価を上げる手法のことを言います。
クロスセルとは、「他の商品などを併せて購入してもらうこと」を意味します。
目的は、アップセルと同様に顧客当たりの売上単価の向上です。
例えば、商品の販売時や購入後のフォローアップ時に、関連商品や「この商品を買った人はこんな商品も買っています」といったレコメンドを提示することで、クロスセルを達成できる可能性が高まります。
先程のアイスコーヒーの例で言えば、「ご一緒にケーキもいかがですか」と購入者の目的の商品以外も提示することで商品単価の向上を狙うことができます。
人は「購入すると決めた時」が最も財布の紐が緩むと言われます。
車の購入を決めた時にオプションを色々と付けてしまいがちですよね。
消費者としては気を付けたいことですし、売り手としては、ほんの少しの手間で客単価が向上するかも知れないので見逃せない手法だと思います。