ダークパターンに関しまして
- 2023.09.25
これらは通常、ユーザーの利益ではなく、企業の利益のために使用されます。
当事務所では明らかなダークパターンの使用はお断りしております。
下記は、ダークパターンの一般的な例です。
トリックによる購入
ユーザーが意図していない商品やサービスを購入するように誘導するボタンやリンクが配置されている。例えば、「購入」ボタンと「次へ」ボタンが似たデザインで隣り合わせに配置されている場合など。
隠されたコスト
購入手続きの最後のステップでのみ表示される追加料金や手数料。退会困難
サービスやサブスクリプションをキャンセルする手続きが不明確であったり、退会するためのオプションが複雑である場合。強制的なオプトアウト
ユーザーが特定のサービスや機能を受け取ることをデフォルトとし、それをオフにするためには明示的にオプトアウトしなければならない設定。ベイトアンドスイッチ
ユーザーがあるアクションを行おうとすると、予期せず別のアクションが実行される。例えば、ボタンの位置や機能が頻繁に変わるアプリなど。低い視認性
オプトアウトのチェックボックスや重要な情報が低いコントラストや小さいフォントで表示される。ミスディレクション
ユーザーの注意を別の方向に逸らして、特定の選択を強制するデザイン。大手企業でもサービスの解約画面がどこにあるか分かりづらい、勝手に定期購入になっているなどダークパターンに溢れています。
ダークパターンは、ユーザーに不利益をもたらす可能性があり、長期的には企業の信用やブランドの評価を損なうことが考えられます。
ユーザーとしては積極的に消費者庁に通報することや、被害を受けたら地域の消費生活センターに相談することが重要です。