クリスマスとサンタクロースの起源
- 2019.12.25
皆さん、もうケーキ食べましたかね。
今年のクリスマスは思いっきり平日なので先週末にパーティーをした方も多いようですが。
さて、クリスマスといえば、キリストの生まれた日ですが本当のところどうなのか調べてみました。
実のところキリストが生まれた日は聖書には記載されておらず、12月25日をキリストが生まれた日としてこの日に祭りを行うようになったのは、キリストの死後、350年もたってからのことです。
紀元350年というと、キリスト教がまだまだカルトとして認識されていた頃のことです。
そして聖書は変化を重ね現在の形になったので、どうして12月25日なのか、最初に記載したのは誰で、何故なのかはよく分かっていないというのが実情のようです。
日本史でいうと古事記と日本書紀以前の書物が偽書(嘘が書かれた書物)とされているように聖書も現在の形こそが真実で、研究家たちが古い聖書を調べることをよく思わない権力者(察してください…)が多いため、曖昧になってしまっているようです。
そもそもバチカン図書館は1日に三冊までの閲覧しか許しておらず、バチカン秘密文書館はバチカン図書館とは切り離されているため研究が難しいといった事情もあるようです。
さて、難しい話は置いておいて。
当初、サンタクロースの赤と白のイメージは定まっておらず、1820年代にアメリカの聖書学者クレメント・クラーク・ムーア(Clement Clarke Moore)の詩の中で、始めて今のような姿に描写され、それをトーマス・ナスト(Thomas Nast)という画家が絵にしたことから、一気にサンタクロースのイメージは固まっていきました。
そして、それを定着させたのがコカ・コーラ社です。
20世紀半ば、愛敬満点のサンタが登場するコカ・コーラの広告が、クリスマス時期になると雑誌などをいろどり、赤と白の衣装のイメージは多くの人の心に刷り込まれました。
クリスマスについて書こうと思っていたのですが、どうしてもキリスト教そのものに踏み込まざるを得なくなるので、この辺りで。
メリークリスマス!