南極と北極では氷山の形が違う
- 2022.10.04
同じ氷山でも、南極の氷山と北極の氷山では形が違います。
南極の氷山は、 プラットホーム型というか、上部が平らな台のような形をしていますが、北極の氷山は上部が尖った山型をしています。
何でこんなに違うのかというと、北極は地球の最上部にあるから氷山は上に伸びるが、南極はいちばん下にあるので、氷山が横に広がってしまう…というのはウソ。
宇宙空間では、上も下もありません。
これには、南極と北極の地形が関係しています。
南極は、平坦な大陸です。 大陸の上にできた平らな氷が少しずつせり出し、それが滑り落ちて氷山ができるため、南極の氷はプラットホーム型になります。
これに対し、北極は海です。シベリアやカナダ、グリーンランドなど北極海に面した陸地は、険しい山になっています。
北極の氷山は、山岳地帯から海洋に転がり落ちたものなので、三角形の山型になるわけです。