イギリスの都市伝説 「ヒュー・ウィリアムズの奇跡」
- 2022.10.02
イギリスには「ヒュー・ウィリアムズの奇跡」と呼ばれる、次のような都市伝説的な話があります。
・1664年12月5日、ある船がイギリスのメナイ海峡で転覆し、乗客30人のうち、1人だけが救助された。彼の名はヒュー・ウィリアムズだった。
・1785年の同じ日、12月5日に、メナイ海峡で別の船が転覆。乗客600人のうち助かったのは1人だったが、その1人の名はヒュー・ウィリアムズだった。
・1820年8月5日に、メナイ海峡で船が転覆して乗客25人が海に投げ出された。
このとき、奇跡的に助かった1人の名前はヒュー・ウィリアムズだった。
この話が最初に登場したのは、1851年に出版された、チャールズ・フレデリック・クリフ著の本 『 The book of North Wales』 だといわれています。
調べてみると、舞台がメナイ海峡ではなくドーバー海峡だったり、事故が起こった年が異なったり、生き残りが1人ではなく2人(2人とも同姓同名!)だったりと、いろいろなバージョンが存在しますが、いずれにしても、生き残りの名前はヒュー・ウィリアムズでした。
実話かどうかは正直、眉唾ですが、ちょっと面白い伝説です。