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全能の逆説

2023.08.22

全能の逆説

全能の逆説とは、論理学・哲学・神学などにおいて、全能と論理的不可能との関係を扱った問題です。

この逆説は、全能者の論理的な矛盾を示しており、極端な例で言えば、全能者は自分自身を「永遠にいかなる意味でも存在しない」ようにすることはできないということになります。

他の例で言えば、全能者は「四角い円」や「7+5=75」を成立させることができるように見えますが、それらは論理的不可能であり、全能者は矛盾しているということになります。
全能者はどんなことでもなし得ると考えることは論理的に正しくないということになります。

この逆説に対する一般的な問題は、次のようなものです。

全能者は自ら全能であることを制限し、全能でない存在になることができるか?
全能者は自分が持ち上げることができないほど重い石を作ることができるか?

これらの問題は、全能者が自分の力に対して自己矛盾する行為をすることができるかどうかを問うものです。

もしできないなら、全能者には不可能なことがあることになり、全能ではないと言わざるを得ません。

もしできるなら、その行為をした時点で全能者は全能ではなくなってしまいます。

どちらにしても、全能者の概念が破綻することになります。


この逆説に対する哲学者の回答は、大きく分けて次のようなものがあります。

結婚制限

「劣生的」な人々に対して結婚許可証を発行しないか、結婚相手を制限することで、その子孫を減らそうとするものです。


全能性を否定する回答

全能者は存在しないと主張する。
無神論者や不可知論者などがこの立場をとることが多い。


全能性を限定する回答

全能者は論理的に可能なことなら何でもできるが、論理的に不可能なことはできないと主張する。トマス・アクィナスやアルヴィン・プランティンガなどがこの立場をとることが多い。


全能性を超越する回答

全能者は論理学を超越した能力を持ち、論理的に不可能なこともできると主張する。イブン・ルシュドやレネ・デカルトなどがこの立場をとることが多い。


この話題は非常に重要な反面、神に関するものになってしまうため日常会話の話題としては適していません。
気をつけましょう。

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