ざっくりパレートの法則とは
- 2023.09.13
彼はイタリアの所得分布を研究していて、富の約80%が人口の約20%によって保有されていることに気付きました。
この観察から派生した一般的な原則は、「効果の80%は原因の20%から生じる」というものです。
この法則はビジネス、マネジメント、品質管理など多くの分野で応用されています。
たとえば、企業での製品売上の80%が全製品のうち20%から来る、あるいは顧客の80%のクレームが全体の20%の問題点に関連している、などと言われます。
ただし、この80-20の割合は厳密な数値ではなく、あくまで一般的なガイドラインです。
パレートの法則は、資源を効率的に活用するための戦略的な意思決定に役立つことが多いです。
たとえば、企業が最も利益を上げている製品や最も多くの問題を引き起こしている要因に焦点を当てることで、全体のパフォーマンスを大幅に改善する可能性があります。
この法則はまた、タイムマネジメントにおいてもよく用いられます。
多くの場合、日々のタスクのうち少数が大きな成果をもたらすことがあり、それに焦点を当てることで効率を向上させることができます。
ただし、パレートの法則はすべての状況に適用できるわけではありません。
また、科学的な法則として証明されたわけではないため、それを適用する際には注意が必要です。