世界一恐れを知らない動物
- 2023.10.24
もちろん、何を基準にするかによって見方も変わりますし、実際、マニアの間でも意見が割れたりもするそうです。
そんななか、 研究者や専門家の間で 「この動物が世界最恐なのでは?」と、最近ちょくちょく話題になっている動物がいます。
それがラーテルです。
日本人には聞き馴染みのない名前ですが、実際、ギネスブックにも「世界一恐れを知らない動物」として登録されているというから、それなりに信ぴょう性もありそうです。
ラーテルはアフリカ大陸やアジアの草原に生息するイタチ科の動物で、ミツアナグマとも呼ばれています。
トカゲや昆虫を主食にしますが、ハチミツが大好物で、鋭い爪で蜂の巣を壊して蜜をなめるのを得意とします。
体長はせいぜい1メートルほどのファニーフェイスで、動物園などで見れば「かわいい」と言われる存在でしょう。
この動物が世界最恐とされる根拠はいくつかありますが、もっとも特徴的なのはその皮膚です。
まるでゴムのように厚く、またダブダブにたるんでいるため、つかみどころがありません。
仮に背後からトラに噛みつかれたとしても、トラが分厚い皮膚にてこずっている間に、体を捻って反撃することができるのです。
攻撃力も高く、鋭い爪と歯は相手にとっては脅威でしょう。
また、毒に耐性があるため、たとえコブラに噛みつかれたとしても返り討ちにして食べ尽くしてしまう。
むしろ、蛇は大好物だそうな。
もはや陸に天敵はいないといわれているラーテル。
日本の動物園でも飼育されているところがあるので、気になる人は会いに行ってみては。