意外と知らないジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
- 2023.11.06
この望遠鏡の最大の特徴は、地球外の赤外線領域での観測能力にあります。
これにより、宇宙の塵に覆われた星や銀河、またハッブルには捉えられなかった遠方の銀河の観測が可能となります。
さらに、JWSTの主鏡の直径は6.5メートルと、ハッブルのそれよりも大きく、これにより宇宙の遠く深い部分をより詳細に探査することができます。
望遠鏡は地球から約160万キロメートルの位置、第二ラグランジュ点(L2)という特定の位置に配置されます。
この位置を選ぶ理由は、地球、太陽、望遠鏡が一直線に並ぶことで、太陽の放射や地球の熱の影響を受けにくくなるからです。
望遠鏡を保護するための巨大なサンシールドも特徴的で、これによって太陽の熱や光から守られます。JWSTの使命は、早期宇宙の銀河の形成や星の誕生、惑星系の形成といった、宇宙の多様な側面についての知識を深めることです。
この宇宙望遠鏡は、アポロ計画時代のNASAの第2代長官、ジェームズ・E・ウェッブの功績を称えて命名されたものです。
この宇宙望遠鏡、地球から160万キロも離れているので修理できません。
プロジェクト全体で1兆円という費用が投じられています。
何の成果も上げない可能性があるプロジェクトに1兆円を投じることのできたNASAやヨーロッパの国々、カナダが羨ましいです。
日本ではあり得ません。
打ち上げから数週間後、早速ビッグバン宇宙論では説明できない画像を撮影して物議を醸しています。