日本でもっとも重い罪
- 2022.10.22
日本の「刑法」のなかに、たった1つだけ「刑罰が死刑のみ」というとんでもなく重い罪があります。
殺人でさえ、なかなか死刑にならないというのに、いったいどんな罪でしょうか。
その罪とは、刑法38条にある、その名も「外患誘致罪(がいかんゆうちざい)」。
【第八十一条 外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する。】
とあり、有無をいわせず死刑なのです。
この「外患」とは、もともとは「敵国によるわが国の主権侵害の危険」全般を示す言葉で、現在では「外国がわが国へ武力行使を仕掛けること」の意味で使われています。
簡単にいえば、この「外患誘致罪」は、「外国と協力して日本に害を及ぼすヤツは死刑」ということですね。
日本国家の転覆を企てるスパイ行為などはこの罪にあたると思いますが、幸いなことに、この刑が執行されたことは、まだ1度もないということです。