「アメダス」という名前の意外な由来
- 2023.01.29
天気予報でよく出る「アメダス」。
しょっちゅう耳にしていますし、観測システムであることも何となくわかりますが、このユーモラスな響きの名前、どこから名づけられたかご存じでしょうか。
「Automated Meteorological Date Acquisition System」(=地域気象観測システム) の略で、意外にも"雨"にちなんだネーミングではありません。
アメダスは、全国に網の目のように張り巡らされた地域観測システムのこと。
既存の気象台や測候所だけでは網羅できない地域観測が、アメダスによってきめ細かく対処できるようになっています。
アメダスの末端、無人の気象観測所は全国に約1300ヵ所。
これは、風、気温、雨量、日照の四つの要素を測定するものです。
ほかに、雨量専門の装置や、雪の多い地方には超音波の自動雪深計も設置されています。
以上の観測装置を東京のセンターのコンピュータと回線で結んだものが、アメダスの全容というわけです。