原水爆実験の島「ビキニ」を水着の名前にしたワケ
- 2023.04.12
ビキニ環礁といえば、かつて原水爆実験が行なわれた島。
何だってまた、そんな物騒な島の名前を水着につけたのだろうと、不思議に思ったことはありませんか。
フランス人のデザイナー、ルイ・レアールが、その当時としてはショッキングなほど露出部分の多い水着をパリのファッションショーで発表したのは、1946年7月5日のことです。
ちょうどこの四日前に、アメリカがビキニ環礁で原水爆実験を行ない、折しも世界中が、この話題で持ちきりでした。
確かに、レアールの水着が全世界に与えたインパクトも、この実験に負けず劣らずのものでした。
レアールは、究極的なイメージをもっと強めるために、自分の水着をビキニと名づけてしまったのです。